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Favorite Coast
town MISAKI



太東の海に惹かれて,この町に住んでみた。
「サーファーでもないのに,どうして?」
良く聞かれた。

何か見つかりそうだったから,住んでみた。
いったい何を見つけたかって?
それは、絵を描きながら考えることにしよう。

半年間,住んだ町。

そして,今でも良く行く場所。

貝殻を運んだ波


小さな入江を,波がかけ抜ける。
不思議な空間,雀島。


4番目の波


海まで、自転車で5分ちょっと。

朝見たときとは海の色が違う。
そんなことを思いながら
自転車を走らせるうち、
小さな入江にたどりついた。

あお,みどり,ちゃいろ

大好きな海の色が、
にごった色だとは認めたくなかった。
でも,これが太東の海の色なのだ。


海鳴りの季節


師走, 思いもかけず海鳴りを聞いた。
何回も来たはずの場所なのに、
こんな荒れた海は知らなかった。

「やっぱり,ここにしよう。」
翌週,岬のアパートを探していた。


岬の上の陽だまり


田んぼの中を通り抜けて,
ぱっと飛び込んだ場所。
よその灯台のような賑やかさは無い。
素っ気ないが,そのおかげで
雰囲気が保たれている気がする。

貝殻の海岸線


浜辺には、犬の散歩に来た人と、
釣り人が何人か。いつ来てもそんな感じだ。

波が寄せて引くと、後には貝殻が残る。


太東崎から

岬のてっぺんに登ると、
見慣れた風景がぱっと広がる。
その瞬間が楽しみ。



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